【中国の脅威】アメリカと中国の対立 | 宇宙開発

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現在、宇宙開発において、アメリカと中国との対立が激しくなってきています。

過去を振り返ると、アメリカはロシアと激しく対立をしていました。



アメリカとロシアの宇宙開発の対立

第二次世界大後、当時のソビエト連邦を代表する社会主義の東側諸国と、アメリカを代表する民主主義の西側諸国という東西の対立構造が確立し、宇宙開発の分野でも激しい競争が繰り広げられていました。

人類初の月面着陸はアメリカのアポロ計画で成し遂げられましたが、それ以前に人類初の有人宇宙飛行は、当時のソビエト連邦が成し遂げていました。
1961年4月、「ボストーク1号」により、ソビエト連邦は世界初の有人宇宙飛行を成功させ、人類で最初の宇宙飛行士となったユーリ・ガガーリンが語った「地球は青かった」という言葉はあまりにも有名であります。
これによって、名誉をソビエト連邦に奪われたアメリカは、宇宙開発における劣勢を覆すべく、月に人類を送るという壮大な構想となる「アポロ計画」を発表するのです。

アメリカ VS 中国 の宇宙開発

米ソの対立から56年近くが経ったいま、アメリカには当時のソ連と同じように、宇宙開発において、中国のことを「脅威」と感じています。

そこで、2017年12月、アメリカのトランプ大統領は、再び月に宇宙飛行士を送り、将来的に火星探査の為の拠点も造ることを指示する文書に署名しました。
その署名式の演説で、トランプ大統領は、「今回は、単に月面に星条旗を立て、我々の足跡を残すだけではない。火星やさらに遠くの世界への、飛行任務に向けた土台を築く」と語りました。
また、署名式には、アメリカの「アポロ計画」で、最後に月面に降り立った元宇宙飛行士シュミット氏や、国際宇宙ステーション(ISS)の司令官を務めたウィットソン氏らも参加しました。
中国が独自に月面探査を目指す中、アメリカは月の探査計画も予算不足で打ち切られていましたが、トランプ大統領は民間企業と協力して、宇宙開発事業の挽回を狙っています。

なぜ中国が宇宙開発において脅威なのか

2003年に初めて有人宇宙飛行を成功させた中国は、近年、急速に宇宙開発を進めています。

2016年には、2人の宇宙飛行士が宇宙船「神舟11号」で、中国宇宙ステーションの実験モジュール「天宮2号」にドッキングして1カ月を過ごし、無事に帰還しています。

また、昨年2017年のロケットの打ち上げ数は、全体で75回あり、その中の16回を中国が打ち上げています。(そのうち1回はうち上げ失敗に終わっています。)
中国はかなり野心的なビジョンを持っており、今後5年で宇宙ステーションの建設を目指し、火星探査を実施の検討を開始するといいます。
中国の宇宙実験施設「天宮1号」が、2018年4月に地球に落下する可能性がある…と話題になりましたね。結局、大気圏で燃え尽き、落下はありませんでしたが。
また、2018年には月の裏側への探査機を世界初で行う予定であり、さらに2020年までには、火星への探査機を送り込むとしており、これについては現在のところアメリカしか成功していません。

つまり、中国は、宇宙開発の分野においても、世界でリードする国になりたいと思っているのです。

しかし、そんな中国の宇宙開発を、アメリカは、軍事利用に転用されるのではないか…と懸念しているのです。

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カーナビなどの宇宙技術 | 普段の生活で使われているものの仕組み

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普段何気に生活している中で、宇宙開発の為に考えられた技術が使われているものがたくさんあります。



①カーナビ

カーナビ(正式にはカーナビゲーションシステム)は、車に取り付けたアンテナで宇宙の衛星からの信号をキャッチする事で、現在の車の位置を地図上に映してくれるシステムです。

このカーナビは、アメリカが軍事目的で開発したものを転用したものです。

カーナビが常に現在地を表示できるのはGPS(全地球測位システム)と呼ばれる人工衛星からの信号を受信し続けている為なのです。

地球上空2万1000kmを24個の衛星が6つの軌道上を周回しています。

この衛星からは極めて正確な時計情報が送信されており、到着するまでの時間差を計算することで現在地を算出する仕組みです。

②天気予報

カーナビと同様に、衛星からの情報を利用しているのが天気予報です。

気象衛星によって雲の動きを観測し、そのデータで毎日の天気を予測しています。

③断熱シート

スペースシャトルで使用されている断熱材がレーシングカーにも応用されています。

初めはストックカー(市販の車のエンジンを改造した競技用自動車)に使われたのですが、徐々に他のスピードレースカーにも使われるようになりました。

スピードレースカーには熱くなる個所が多数あり、コックピット内は摂氏60~71度にもなります。

そのため、ドライバーに火膨れができることさえあったそうです。

ストックカーのチャンピオンがケネディ宇宙センターを見学したのがきっかけとなり、スペースシャトルの断熱材をストックカーの熱を防ぐために使用することになりました。

その結果、コックピット内の温度は摂氏32~43度に改善され、温度環境が改善されたストックカーは好成績をあげたのです。

現在では多くのレースカーに使用されています。

④ハセップ

食品の中でバターやチーズなどの乳製品にたまに見受けられるのが、「ハセップ(HACCP)」というマークが付いた製品です。

このハセップとは、アメリカのNASAで考えられた食品の安全管理の方法のことであり、宇宙飛行士が宇宙で食事をした際に食中毒にかからないように、食品が完成するまでの過程を厳しく管理して、食品の安全性を高める方法です。

つまり、ハセップのマークが付いた食品は、宇宙食と同様に、厳しい安全管理のもとでつくられたものと言えます。

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【宇宙人はいるのか?】「Wow!シグナル」宇宙人からのシグナル

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この広大な宇宙に地球人以外の宇宙人は存在するのでしょうか。

一度位はそんなことを想像したことがあるのではないでしょうか。

1977年、科学者たちは、宇宙人からのメッセージと思われる信号をキャッチする事に成功しました。

それは「Wow!シグナル」と呼ばれるものです。



「Wow!シグナル」とは

1977年8月15日、SETI(地球外知的探索)のプロジェクトの観測に携わっていた、オハイオ州率大学のジェリー・R・エーマンが、ビックイヤー電波望遠鏡で宇宙からの謎の電波信号をキャッチしました。

その信号は恒星間の通信での使用が予想される信号の特徴をよく表していました。

また、地球の電波が人工衛星に撥ね返ってきたものではない根拠として、その信号は水素原子の電波とされ、それは地上で使用が禁じられているものでした。

この水素線の周波数は、電波天文学のために「保護されたスペクトル」で、地球で製造された送信機はこの周波数の電波を送信することを禁じられていたのです。

そのため、どこかで反射したという可能性はありません。

通常の電波の表示は1~3であり、高くても7位までですが、それが急に「6EQUJ5」という奇妙な高い数字に跳ね上がったのです。

その謎の信号は72秒も続きました。

とても驚いたエーマン氏が受信データのプリントに「Wow!」と書き記したことから、この謎の信号が「Wow!シグナル」と呼ばれているのです。

またその後の調査で、この信号はいて座の領域からきていることが分かりました。

Wow!シグナルは狭い周波数に集中した強い信号で、条件を見ていくと太陽系外の地球外生命によって送信された可能性が高いとされています。

今に至るまで地球外生命体(宇宙人)がいることを示す最も有力な手がかりとされているが、残念ながらその起源は謎のままであります。

その後も、地球外生命体の探査はなされ、数十年に渡って同じ信号(または類似の別な信号)をキャッチしようとが試みが続けられてきましたが、結局何もとらえられず失敗に終わりました。

エーマン氏はこう言い残しています。

「それは私が今まで見た中で最も奇妙な信号でした」と。

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【宇宙人は存在するのか】地球外生命体を探すオズマ計画

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宇宙人はこの宇宙に存在するのでしょうか。

地球外生命体がいると考えている科学者たちによって、これまで様々な試みがなされました。

1960年にはアメリカのグリーンバンク天文台で、宇宙人からのメッセージを探す「オズマ計画」がおこなわれました。



オズマ計画とは

1960年、地球外知的生命体探査の為に、世界初の電波による「オズマ計画」が行われました。

この計画はアメリカの天文学者フランク・ドレイクによって提案されたもので、ウェストバージニア州のグリーンバンク国立電波天文台にて実施されました。

フランク・ドレイクは宇宙にどれだけの知的文明が存在するか計算するドレイクの方程式を提唱したことでも有名です。

くじら座タウ星およびエリダヌス座エプシロン星をターゲットとし、1.42ギガヘルツの電波と水素原子の出す波長について30日間にわたり観測されました。

宇宙のすべての波長を調べるというのはさすがに無理があります。

ですので、宇宙人が地球に向かって通信しようとする際に何を使うのか、どんな波長を使うかをあらかじめ想定して、それをキャッチしようとしたのです。

そのあらかじめ想定された波長である水素は電波を出しています。

なぜ水素が選ばれたかというと、この宇宙では水素がいちばん多いからです。

宇宙に存在する物質の9割が水素といわれているため、宇宙人は交信にその波長を使うのではないかと、当時の科学者が想定したというわけなのです。

しかしながら、宇宙人からのメッセージと考えられる信号をキャッチする事はできませんでした。

なお、「オズマ」の名はライマン・フランク・ボームの『オズの魔法使い』シリーズの主要登場人物で、作者がオズマ姫が住むオズの国と無線通信を試みたという話に由来していると言われています。

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【宇宙がゴミに侵される?】スペースデブリとは ~宇宙空間に浮かぶゴミ~

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宇宙空間に、ゴミがたくさん浮いているのを知っていますか。

この宇宙に浮かぶゴミを「スペースデブリ」といいます。



宇宙にはたくさんのスペースデブリが存在する

宇宙にはこれまで7000機以上もの人工衛星や探査機が打ち上げられ、この時に使用されたロケットの一部や、故障等によって発生した破損部分や、寿命で運用が終わった人工衛星などが、今現在も宇宙空間にそのまま残されています。

更には宇宙飛行士が落とした手袋、工具なども、宇宙空間に残されているのです。

スペースデブリの大きさは、数㎜~数ⅿとさまざまです。

 

ロケットや人工衛星や探査機の残骸がそのまま残っていれば、小さな「スペースデブリ」は出ないはずなのですが、何かの拍子に衝突したり、バラバラになったりするので、細かい破片などもたくさん生まれてしまうのです。

大きさ10㎝以上のものは、地上から監視してその軌道を正確に把握しています。

スペースデブリは、多くは大気圏へ再突入し燃え尽きましたが、現在、監視されているものだけでも約2万2000個もあるようです。

さらに、監視できない数㎝のものから1㎜程度のものまで含めると、その数は「1億個にも及ぶ」と言われています。

地球の周りは、宇宙開発で発生したゴミが大量に浮遊する「デブリ危険地帯」となっているのです。

スペースデブリは国際的な問題になった

2007年に中国が衛星破壊実験を実施し、デブリを一気に2500個以上も増やしたことと、2009年にアメリカの衛星「インジウム」と、ロシアの衛星「コスモス」が衝突して数千個にも及ぶデブリが発生しました。

このことによって、世界中がスペースデブリの問題により関心を向けるようになったと言います。

「宇宙空間にたくさんのゴミが、フワフワ浮いている」というイメージがあるかもしれませんが、実際はそうではありません。

デブリは小さくても地球の重力に捕らわれる事なく、地球を周回しているということは、秒速7~8㎞の猛スピードで動いていることになります。

もしも、デブリがISSや運用中の人工衛星や探査機に衝突したら、機体は大破したり、ISSの中にいる人の命が危険にさらされたりする可能性もあるのです。

現在、デブリ同士が衝突して、新たにデブリの数が増えていることも分かっています。

人間が増やしてしまった宇宙のゴミを、どのように減らしていくかは人間にかかっています。

スペースデブリの問題は、私たち人類の共有財産である宇宙をどうやって使っていくか、という問題でもあります。

世界中の問題として、国際的な協力が重要になってくるでしょう。

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【宇宙飛行士になるために】 ~宇宙酔い・体のむくみ・ストレスに勝つ精神力~

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現在までに、たくさんの宇宙飛行士によって、宇宙の構造や謎が明らかになってきました。

宇宙開発に貢献している宇宙飛行士は、様々な苦労があります。



宇宙飛行士の7割が最初に悩まされる「宇宙酔い」

宇宙飛行士の7割が経験している「宇宙酔い」とは、「頭痛、吐き気、嘔吐などの症状を訴える」ことを言います。

なぜ、宇宙酔いになるのでしょうか。

原因は明らかになっていませんが、「微小重力」が大きく関係しているのではないかと言われています。

私たちは普段、地球で「重力」のある環境で生活していますので、その環境が当たり前になって慣れてしまっています。

しかし、宇宙に出ると、その「当たり前の重力」は無いので、その変化に身体が対応しきれないのです。

その為、人間の脳が混乱を起こし、宇宙酔いになってしまうと言います。

ただ、宇宙酔いはずっと続くわけではありません。

ISS(国際宇宙ステーション)に滞在し、宇宙の環境に慣れてくると、だんだん宇宙酔いがおさまってくるそうです。

人間は置かれている環境に適応するように造られているのですね。

その他には、顔がむくんだり、足が細くなったりする症状になりますが、これも地球での重力が関係していると言えます。

宇宙船内では、筋肉が衰え骨量が減ってしまう

ISS(国際宇宙ステーション)内では、重力がほとんどない為、身体は常に宙に浮いた状態となります。

船内での移動は、空中を泳ぐようにして移動します。

地球と違って、立ったり歩いたりと筋肉を使っていないので、筋肉や骨が衰えてしまうのです。

この筋肉や骨量の衰えは、地上にいる減少量の約10倍ものスピードになると言います。

このことは、ある意味で「人間が宇宙環境に適応していった結果として起こり得ること」なのでしょう。

そうは言っても、宇宙飛行士は地球に帰還しますので、その時に地球環境に慣れるような身体づくりを常にしていないといけません。

宇宙飛行士は、こうした状況に対応するため、足腰を鍛えるトレーニングを毎日2時間程度行うことが義務付けられているのです。

閉鎖環境で生じるストレスに勝つ精神力が必要

ISSに長期滞在する時の一番の問題は、閉鎖された環境で他人と常に生活しなければいけないという事です。

ストレス発散の為に何処かへ出かける事も出来ませんし、24時間同じメンバーと顔を合わせないといけないのです。

どんなに親しいメンバーでも、さすがに息が詰まる事もあるでしょう。

宇宙飛行士は、このような縛りのある環境の中、ストレスが溜まらないように、ストレス解消法を見つけ出し、上手く付き合っていく精神力を身に付けています。

宇宙飛行士は、聡明であり宇宙開発に貢献しているだけではなく、どんな事にも対応できる臨機応変な精神力が身についている人が適しているという事になるのでしょう。

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【世界初の宇宙飛行】ガガーリンよりも先に宇宙へ行った動物がいた

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1961年にソ連(現:ロシア)のユーリイ・ガガーリンが世界初の有人宇宙飛行を成功させてから、これまでじつに500名以上の人達が宇宙へと旅立っています。

このことからも、宇宙への旅は私たち人間にとって、とても身近なものに思えると思います。

しかし、ここまでの道のりは決して簡単なものではありませんでした。

宇宙開発は、多くの苦労と犠牲の上に成り立っているのです。



初めて宇宙飛行したのは、ロシアの野良犬だった

ガガーリンが宇宙に旅立つ以前に、人類は様々な試験を行いました。

その試験の中で、動物を乗せて飛行させ安全性を確かめるものもありました。

例えば、ソ連は1957年に、「クドリャフカ」と呼ばれていたライカ犬を「スプートニク2号」という宇宙船に乗せて宇宙に飛行させています。

スプートニク2号は無事打ち上げに成功し、順調に地球の周回軌道に入りましたが、ライカ犬が再び地球に戻る事はありませんでした。

実は、スプートニク2号は、初めから地球に戻るようには設計されておらず、翌年の4月には大気圏に突入して燃え尽きてしまっていたのです。

ライカ犬は、「宇宙船内の酸素が無くなる前に、毒物によって安楽死させた」と言い伝えられていますが、真相は闇の中です。

ソ連は、このデータを元に3年後、ガガーリンによる世界初の有人宇宙飛行を成功させたのです。

ロシアに続き、アメリカでも動物を試験的に宇宙へ送っていた

当時、ソ連と対立していたアメリカは、宇宙開発という分野で先を越されてしまい、焦ってソ連の後を追うように宇宙開発事業に力を注いでいました。

アメリカはソ連に遅れる事約4年。1961年1月に「マーキュリー・レッドストーン号」によって、チンパンジーを宇宙に飛行させています。

アメリカが宇宙に送ったチンパンジーの場合は、ソ連と違って16分後に地球に無事帰還し、1988年まで生きました。

宇宙開発の発展には、様々な犠牲が伴っている

こうした動物実験によって、宇宙飛行の安全性は確保されていったのですが、それでも事故は起こります。

今までも、宇宙船で事故が起きて何名もの宇宙飛行士が亡くなっていますし、訓練中や発射台での事故によっても、将来を有望とされた訓練生や整備士が多数亡くなっています。

事故が起きる事は、本当に痛ましく悲しい現実ですが、こういった出来事を教訓として、現在に至るまでに安全性がより強化されてきました。

宇宙開発の発展の裏では、このような多くの犠牲が伴っていた事を絶対に忘れてはいけないのです。

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【5分でわかる!】アメリカのアポロ計画とは~人類初の月面着陸~

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1960年代に宇宙開発がブームとなり、アメリカで人類初の月面着陸を成功させた「アポロ計画」ですが、様々な苦難を乗り越えて成功させたものでした。

ここでは、そのアポロ計画が成功するまでの背景をお伝えします。



アメリカの威信をかけて計画されたアポロ計画

第二次世界大後、当時のソビエト連邦を代表する社会主義の東側諸国と、アメリカを代表する民主主義の西側諸国という東西の対立構造が確立しました。

直接武力対決は避けつつありましたが、経済やスポーツや文化などの分野で優劣を競っており、ロケット開発の分野でも激しい競争を繰り広げていました。

人類初の月面着陸はアメリカのアポロ計画で成し遂げられましたが、それ以前に人類初の有人宇宙飛行は、当時のソビエト連邦が成し遂げていました。

1961年4月、「ボストーク1号」により、ソビエト連邦は世界初の有人宇宙飛行を成功させ、人類で最初の宇宙飛行士となったユーリ・ガガーリンが語った「地球は青かった」という言葉はあまりにも有名であります。

これによって、名誉をソビエト連邦に奪われたアメリカは、宇宙開発における劣勢を覆すべく、月に人類を送るという壮大な構想となる「アポロ計画」を発表するのです。

アポロ計画の成功

アポロ計画は、アメリカによって綿密に計画されていましたが、実現性に疑問を持たれるほど困難な挑戦でした。

1966年に新型ロケット「サターンIB」での無尽弾道実験を実施しましたが、翌1967年、発射台上での訓練中に火災が発生し、3名の命が失われてしまったといいます。

様々な失敗を乗り越え、「アポロ8号」が、念願の有人での月周回飛行に成功しました。

そして、ついに、「アポロ11号」が史上初の有人月面着陸に成功したのです。

月面に足を降ろしたニール・アームストロング船長が「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」という言葉を発しましたが、ガガーリンの言葉と同様に、現在も当時の有名な言葉として残されています。

アポロ計画の中止と宇宙開発競争の終焉

「アポロ11号」の成功に続き、その後もアポロ計画は進行しましたが、時代の移り変わりとともに、アメリカ国民のロケットブームは収まり、宇宙への関心は薄れていきました。

当初は「アポロ20号」まで計画されていましたが、国民の関心の低さや予算削減の事情により、1972年の「アポロ計画」を最後に計画は中止されました。

一方、東西冷戦を背景に行われていた米ソの宇宙開発も、1970年代には、米ソの緊張状態が緩和されすようになり、終焉を迎えることとなりました。

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【火星に住める?】人類火星移住計画は実現するのか ~驚くべき世界の宇宙開発~

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近年取り上げられている、人類火星移住計画ですが、実際のところはどうなのでしょうか。

本当に実現するのかは定かではないですが、移住する最有力候補が「火星」なのです。

では、この火星移住計画について、どのような計画なのかお伝えします。




米スペースX社の火星移住計画

スペースX社のイーロン・マスク最高経営責任者は、1時間以内で地上の主要都市を行き来できる宇宙旅客船の運用を、2022年以降に始めると発表しました。

乗客100人を乗せてニューヨークから上海まで39分で行けるとの事です。

また、火星探査や新型宇宙船を使った月面着陸についても発表し、2024年までに火星に4機の無人宇宙船と2機の有人宇宙船を打ち上げるとの事です。

これらは、オーストラリアで開かれている国際宇宙会議(IAC)で発表されました。

 

イーロン・マスク氏は2016年、火星に100万人が住む都市を築く移住構想を公表しました。

その構想とは、隣の火星に数千人を送り込む事業を今後10数年以内に始め、さらにその後、100年後には、火星に100万人が独自で暮らす事ができる居住地を造るとされています。

この計画は、地球の人類全員が火星に移り住むということではなく、人類が一つの惑星にこだわらず多数の惑星に住める人種(多惑星種)になるということだといいます。

人類存亡の危機の可能性を出来るだけ回避しようとの計画です。

マスク氏は、「マーズ 火星移住計画」でのインタビューで「人類の未来は基本的に、2つに1つです。多惑星に生きる種になり宇宙を飛び回る文明人になるか、1つの惑星にしがみついたまま、何らかの惨事を経て絶滅に至るかです。」と語っています。

NASAとオランダ民間非営利団体のマーズワン(人類火星移住)計画

アメリカ航空宇宙局NASAとオランダの起業家バス・ランスドルプ氏の民間非営利団体が提携して火星移住計画(マーズワン計画)のプロジェクトを発足させました。

2025年までに火星に人類が移住するという計画です。

2013年に希望者を募ったところ、約20万人集まったというから驚きです。

このプロジェクトは、火星に行ってまた地球へいつかは帰れるものではなく、火星へ行ったら地球には帰って来れない、片道切符の移住計画なのです。

そんな計画なのに、火星に移住したい人達とはどんな心境なのでしょうか。

生まれ育った故郷を捨ててまで火星で暮らしたいと思う覚悟があっての希望なのでしょう。

それは、地球に居続ける方が困難との判断なのかもしれません。

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【宇宙への行き方】エレベーターで宇宙へ行く日が来る? ~近年の宇宙開発~

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エレベーターと言えば、ビルやデパートやショッピングモールなどのエレベーターを思い浮かべるでしょう。

現在はそのイメージが強いエレベーターですが、将来、エレベーターで宇宙へ行く日が来るかもしれないのです。

ロケットでの打ち上げは非効率

現在、私たち人間が宇宙へ向かう為にはロケットを打ち上げるしか方法はありません。

ロケットを打ち上げ宇宙へ向かうには、まず地球の周回軌道上に乗らなければなりません。

その為には、膨大な量の推進剤を燃焼させなければならないのです。

一般的なロケットの場合、全質量の約90%がその推進剤の重さとなり、どんなに大きなロケットでも、割にわずかな量の荷物しか運べないのです。

しかも、ロケットを打ち上げる為の費用が莫大となります。

1回の打ち上げ費用は、約110億~150億円と言われています。

この理由から、ロケットの打ち上げは、非常に効率が悪いのです。




宇宙へ続くエレベーターの実現は?

効率の悪いロケットではなく、他に効率良く簡単に宇宙へ行ける方法はないものだろうか…と考えた人物が、旧ソ連の科学者のユーリ・アルツターノフです。

彼は、宇宙へ効率良く行く方法は、「宇宙エレベーター」だと主張しました。

宇宙エレベーターは、地表から約3万5800㎞上空にある静止軌道上に、宇宙ステーションを建設し、そこから上下にケーブルを伸ばします。

下に伸びたケーブルな、地上に建設した「アースポート」に固定し、上に伸びたケーブルの先にはバランスを取る為に「ウエイト」を取り付けます。

そして、クライマーと呼ばれる輸送機器に人や荷物を載せて昇降するというシンプルな構造です。

宇宙エレベーターの全長は、5万~10万㎞になると考えられています。

この方法なら、ローコストで安全に宇宙へ行く事が出来、しかも、人を選ばず、老若男女も問う事なく誰でも宇宙へ行けるようになると期待がかかっています。

 

かつては、宇宙エレベーターを建設する上で必要な強度を持つ素材が存在しなかった為、実現は不可能だと考えられてきましたが、1991年に炭素原子が六角形の格子状に結合する「カーボンナノチューブ」が発見され、この計画が実現される可能性が出てきました。

炭素と炭素の結合は、強い結合を意味します。

六角形の構造の結合は、強靭なうえに中は空洞で軽いので、宇宙エレベーターの建設にとって、とても現実味のある素材となります。

この素材の発見により、夢を見ていた宇宙エレベーターの実現への道は一気に開けました。

今後の研究開発に大いに期待したいですね。

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