【理論で検証】テレポーテーションは出来るのか ~量子論のミクロの世界~

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テレポーテーションは、SFや漫画の世界でよく扱われていますね。

自分が行きたい場所に念じて行けるなら、そんな素敵な事はありません。

しかしながら、テレポーテーションは、現在の科学では人間はまず無理なのです。

 

人間のようなマクロの大きさのものではなく、素粒子のようなミクロの大きさの世界で、テレポーテーションの現象が検証されています。

トンネル効果

普段、私たちのこのマクロな世界では、壁にボールをぶつけるとボールはすり抜けずに跳ね返ります。これは当たり前ですよね。

しかし、ミクロの世界では、粒子の動きをはばむエネルギーの壁があるとき、普通に考慮すると、粒子はその壁の向こうに行くことができないように思えますが、実際には粒子の存在確率の波が、わずかに壁の向こう側に漏れ出しているため、その漏れ出している波の確率と同じ確率で、粒子は壁の向こう側に姿を現す可能性があります。

そのためこの粒子はあたかも壁をすり抜けたかのような現象となるのです。

この現象をトンネル効果と呼びます。

 

このトンネル効果ですが、遠く離れた位置でもわずかな確率で現れるというのです。

まさにテレポーテーションです。

そして、冒頭で、人間には現在の科学では無理とは言いましたが、現在の科学で人間のテレポーテーションが出来る確率は、実はゼロではないのです。




 

人間も、宇宙のミクロな素粒子から出来ています。

…ですので、テレポーテーション出来ないとは言い切れないのです。

ただ、素粒子の状態でわずかな確率なので、人間のようなマクロの大きな塊ともなると、確率はゼロに近いのです。

もしも、人間がゼロに近い確率でテレポーテーション出来たとしても、自分の行きたいところには念じて行けそうもないので、そんな怖い片道切符は勘弁したいものです。

量子テレポーテーション

量子テレポーテーションとは、物体が移動するのではなく、情報のみが瞬間移動します。

例えば、A地点の粒子の性質などの情報が、B地点の粒子に移動するという事であり、瞬時に、B地点の粒子をA地点の粒子と全く同じものにするという状態です。

物体が瞬間移動する事とは別物だという事です。

 

粒子は2つがペアになっています。

その関係性を量子もつれの関係と呼んでいます。

量子もつれの関係にある2つの粒子のうち、一方の状態を観測すると瞬時にもう一方の状態が確定します。

2つの粒子が遠く離れていても、(たとえ天の川銀河とアンドロメダ銀河でも)一方を観測すると、もう片方の状態は確定するのです。

ミクロの世界になると、通常では考えられないような不思議な事が起こるのです。

 

アインシュタインは量子力学を、「薄気味悪い」と言い嫌っていたそうです。

 

現在は、この量子テレポーテーションの現象を元に、「量子コンピューター」の技術の発展に期待がかかっています。

量子コンピューターは、スーパーコンピューターが数千年もかかって解く問題を、数秒で計算できるようになると期待されているそうです。

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