なぜ天の川は夜空に見えるのか | 天の川銀河の観測

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夏は天の川を観察できる良い季節です。

夜空を横切るように見えるとても美しい天の川は、なぜそのように見えるのでしょうか。

ここでは、その天の川の正体についてお伝えします。



天の川とは

天の川は、夜空を横切るように見える雲状の光の帯の事をいい、実際に天の川を肉眼で見ると、はっきりとは見えずぼーっとしていて川や乳、あるいは雲のように見えます。

しかし、双眼鏡や望遠鏡を使って見てみると、天の川は、実はたくさんの暗い星の集まりであることが分かります。

東アジアの神話では夜空の光の帯を、川と見ていますので、「天の川」と呼びます。

一方、ギリシャ神話では、これを乳と見ていますので、Milky Way(ミルキーウェイ)と呼ばれるようにもなっています。

帯状に見えている天の川は、実は、地球から天の川銀河を見た時にそう見えているのです。

天の川銀河はなぜ夜空に帯状に見えるのか

まず、銀河とは数多くの恒星や星間ガスなどの天体の集まりであり、天の川銀河は直径約10万光年の薄い円盤のような形をしています。

イメージはどら焼きのような形であり、中心部は、どら焼きのあんこが入った個所のように分厚くなっています。

私達の地球がある太陽系は、銀河系の中心から約3万光年の位置に存在します。

 

 

 

 

 

 

 

この位置、つまり天の川銀河の内側にある地球から、天の川銀河の円盤を眺めた時に見える天体が、私たちの夜空に見える天の川なのです。

地球から銀河系の円盤にそった方向を見ると銀河系の中の星が密集して見えます。

星が密集した部分は銀河系の円盤に沿って私達太陽系のまわりを一周していて、これが、地球上からは天の川として見えるのです。

夏は、地球の夜に当たる半球が銀河の中心を向くので、過密な中心構造のバルジが見える壮大な、比較的はっきりとした天の川を見る事が出来ます。(※バルジ:銀河の中心部に位置する膨らんでいる個所のこと。)
冬は、逆に銀河の外側を向くので、円盤の断面だけのあまり天体が密集していない閑散とした天の川となります。

そのため、冬はそれほど明るく見えません。

天の川を観測するには

実際に天の川を観測するには、街灯などの灯りが少ない山地などが良いでしょう。

光のない夜空の星たちは、びっくりするほど綺麗に映ります。

月あかりでも見えづらくなる為、月が沈んだ時か近くにない時にはもっと綺麗に映し出されることでしょう。

夏でも、山地の夜は非常に寒くなります。

暖かいジャンパーや毛布などを持参して夜空を眺めるといいと思います。

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