【分かりやすく説明】「やまびこ」はなぜ聞こえるのか ~音の不思議~

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山に登った時、正面の山に向かって「ヤッホー!!」と叫ぶと、少し時間をおいて、「ヤッホー!!」と声が返ってきますよね。

この現象は「やまびこ」と呼ばれています。



音が山に当たり、はね返って耳に届く

「やまびこ」は、自分の発した声が、空気を伝わり山や岩の壁にぶつかると、跳ね返されて戻ってきます。

つまり、自分の声を聞いているのです。

「やまびこ」は、正面に大きな山や建物が数百m先にあり、その間に障害物がない時によく聞こえます。

また、1km~数kmは聞こえるという実験結果が出ています。

では、なぜ通常の会話では、せいぜい100m~数100mくらいしか聞こえないのに対して、「やまびこ」は遠くに離れていても聞こえるのでしょうか。

人間の脳があらかじめ言葉を予測している

人間の聴覚は、人間の声に敏感であり、他の音よりは小さい音量でも聞こえます。

更に「やまびこ」は、自分が発した声が返ってくるという知識を前提に「ヤッホー」と声を発しますので、「ヤッホー」という言葉だけに意識を集中させている為、何と言っているのか聞き取りやすくなるのです。

人間の声は、10kmくらいでも条件次第では聞こえるという実験結果もあります。

人間同士の会話となると、予めどんな言葉が発っせられるか予測がつかない為、聞こえた音を脳の言葉の情報と照らし合わせて、何の言葉なのかを判断する必要がああります。

ですから、数km遠く離れた人同士の会話は、声は届きますが内容を聞き取れない為困難でしょう。

「やまびこ」の場合でも、予め何という言葉を発するかを発声側と聞き取り側で決めていなければ、同じ音量でも聞こえなくなってしまうのです。

「やまびこ」のしくみは様々な所で使われている

「やまびこ」のしくみを使うと、遠くの目に見えない物を探し出せます。

例えば、海で使用されている「魚群探知機」は、海底に向かって「超音波」を出し、そのはね返ってくる「やまびこ」をキャッチして、魚の群れを見つけだします。

超音波とは、人間には聞こえない高い音の事であり、「魚群探知機」に超音波が使われるのは、魚の体内にある「うきぶくろ」がこの音をはね返すからなのです。

イルカも「やまびこ」と同じ仕組みで海の中の獲物を見つけます。

おでこから超音波を出し、獲物に当たってはね返ってきた超音波を下あごの骨でキャッチして、獲物がいる方向や距離を判断しているのです。

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