【月と地球の関係】地球の1日の長さはどんどん遅くなっている ~月が地球に及ぼす影響~

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私たちが住んでいる地球では、1日を24時間と定められています。

しかしながら、地球の1日の長さはすこしずつ長くなっているのです。

約46億年前に誕生したばかりの地球では、一日の長さは5~6時間しかなかったと言います。

一日の長さとは、地球が自転を1回するのに要する時間の事です。

地球の自転は長い年月をかけて少しずつ遅くなっているのです。

ではなぜ、地球の自転は遅くなるのでしょうか。



海水が地球にブレーキをかけている

地球の自転が遅くなる原因は月にあります。

地球のたった一つの衛星である月による「潮汐力」と、その潮汐力によって発生する「潮汐摩擦」がブレーキとなり、地球の自転を遅くしているのです。

潮汐力とは、重力の影響で物体が体積を変化させずに変形する現象の事であり、海の潮の満ち引きはその代表例となります。

月の重力によって引き起こされる潮汐力の強さは、地球の重力に比べると1000万分の一と小さいが、地球の表面を覆う海水にとっては影響される大きさの力となります。

月が真上に来た時、海水は月の潮汐力によって引き寄せられ、「満ち潮」となります。

そこから前後90度にあたる場所では、海水は月の方へ引き寄せられている為、「引き潮」となります。

海水は引き寄せられながらもその場にとどまろうとしますが、海底や海岸などの固体部分は回転(自転)を続けようとします。

このとき、液体部分(海水)と固体部分(海底や海岸)の間で摩擦が発生し、その摩擦がブレーキのように作用して地球の自転速度を遅らせてしまうわけです。

一日の時間のずれを「うるう秒」で調整する

「うるう秒」とは、地球の一日の長さを一定にする為に定期的に追加する時間(秒単位)の事です。

「うるう秒」の調整は、地球の回転の観測を行う国際機関である「国際地球回転・基準系事業」が決定しており、これを受けて世界で一斉に「うるう秒」の調整が行われています。

前回のうるう秒の調整は、平成27年7月1日に行われました。
午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」を挿入され、時間の調整がなされました。

このうるう秒の調整は、昭和47年7月1日から開始され、平成27年7月1日の調整で26回目の調整となります。

現代社会では、特に時間の精密さが問われます。

うるう秒の調整は、地球に生きる私たちにとって重要なのです。

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