【過去、未来は決まっているのか】~時間の流れ、向き~

Pocket

私たちの住んでいるこの世界の時間が「過去」から「未来」に流れている事は、当たり前ですよね。

「過去」があるから、「今」があり、そして「未来」があるのですが、しかし、何故それが当たり前なのでしょうか。

何故、時間の流れは決まっているのでしょうか。

ニュートン力学においての時間の向き

私たちは、日常の出来事を当たり前と受け止めています。

ここで、日常の出来事の時間の流れを科学的に考えてみましょう。

ボールがA地点からB地点までバウンドしながら移動しています。(図参照)

しかし、この動画を逆再生したものを初めて観たとしたら、

A地点での運動が過去である事実を知らなければ、B地点からA地点への移動運動をしているボールと捉えてしまうかもしれません。

これは、このボールの運動を支配するニュートン力学が、「時間の向きを区別しない」からなのです。

時間の向きを区別しないだなんて、ピンときませんね。

 

では、「時間の向きを区別しない」のに、私たちは何故、過去から未来の時間の流れを取り違えたりしないのでしょうか。




エントロピー増大の法則

コーヒーにミルクを入れて飲む時、「ミルクを入れて混ぜる前の状態」が「過去」であり、「ミルクを混ぜた状態」が「未来」になりますよね。

混ぜる前の状態のコーヒーとミルクの原子や分子などの粒子は、きちんと並んでいました。

それが、コーヒーとミルクを混ぜると粒子は、混ざり合った状態になります。

この「粒子が混ざり合った状態」を「エントロピー」という数値で表し、この法則を「エントロピー増大の法則」といいます。

 

つまり、エントロピーが低い状態⇒「過去」、エントロピーが高い状態⇒「未来」となるのです。

では、時間の流れが絶対的に「過去」から「未来」に流れなくてはならないかと言えば、そうではありません。

ひとつひとつの分子の動きを時間反転させれば、逆向きの現象は起きるはずだとされます。

もしも、この宇宙で造られている粒子の運動全てを操作し、一斉に逆向きにする事が出来たなら、時間は、「未来」から「過去」へと流れる事になるでしょう。

しかしながら、そんな事は不可能ですね。

そんな事が出来てしまったとしたら、私たちはどんな行動をとるのでしょうか。

時間が逆転した事に違和感を覚えるよりも、むしろ、時間が逆転した事に気づかないまま日常を「当たり前」として送るのかもしれません。

それは想像の世界の話になりますが、そんなことが現実的に起きるとするならば、奇妙な話ですよね。

スポンサードリンク






 

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です